軽井沢の自然と生き物たちから、


大切なことを学ぶ暮らし

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Nさま(ご夫婦)

移住前の住まい | 東京都港区
移住の時期 | 2013年
現在 | 新軽井沢エリア在住。軽井沢を拠点にご夫婦共同でロボットウェア開発の会社を経営。
保護犬ハッチくん、保護猫さん・15歳の先住猫さんと暮らしている。

軽井沢移住のいきさつ

「ドローンの飛行テストができる住まい」を探して軽井沢へ

Nさまご夫妻が、都内からの移住を考えたのは、2012年のことです。
ご夫妻でロボットのソフトウェア開発事業の会社を立ち上げ、ドローンのテスト飛行ができるスペースが必要になったためでした。

 Nさまはカナダ出身で、起業前は外資系金融機関に勤めていました。イギリス・香港などの海外勤務を経て港区南青山で暮らしていましたが、南青山ではドローンの飛行テストが難しいため、テスト飛行のできる庭つきの住宅の購入を検討したのです。

「以前、別荘の購入を考えたことがあり、最初は小淵沢から軽井沢にかけてを調べました。けれども、今回は別荘ではなくて、生活の拠点として暮らすわけですから、東京へのアクセスの良さが大切。そのためには、新幹線で都内に出られる軽井沢が便利。ということで、軽井沢に絞って物件を探すようになりました」

2ヵ月間集中して探して、希望条件にマッチした住まいにたどり着く

具体的な住まい探しの条件として、①東京から電車または車で1時間圏内 ②軽井沢駅から2~3キロ圏内③ドローンのテスト飛行が可能な広さの樹木のない庭がある
という3つの条件を優先して探されたN様ご夫妻。

住まい探しをはじめて2、3ヵ月で、希望条件にマッチした住まいにたどりつきました。

「事業はすでに始まっていたので、すぐに住める家の情報を探して、複数の不動産業者さんに相談しました。最終的にお願いしたのは、フィーリングの合う、誠実に仕事をすすめてくれる担当者のいる不動産会社でした」

こうして2013年の春先から、軽井沢での新生活が始まりました

東京→軽井沢へ、移住して激変した暮らし

朝型のライフスタイルと、野菜中心の食生活でヘルシーな暮らしに

軽井沢で暮らしはじめて、N様ご夫妻のライフスタイルや食生活は、大きく変わりました。

以前は、仕事を終えてから飲みに出る機会が多く、夜型の生活でしたが、軽井沢では、お酒を飲む機会が少なくなり、早寝早起きの朝型ライフスタイルに。
仕事が一段落する夕方には、ご夫妻とハッチくんで、近所を散歩するのが日課です。

食生活も激変しました。野菜直売所で手に入るキャベツやトマトなど地元で収穫した旬の野菜のおいしさに目覚めて、野菜中心のヘルシーな食生活に変わったとのこと。

「東京で暮らしていた頃は、お酒・外食の機会が多く、中華料理など脂っこい食べ物が好きでしたが、軽井沢では季節ごとにさまざまな旬の野菜が並ぶので、思わず手に取ります。自分でも驚くほど野菜好きになりました」と、奥さま。

カナダご出身のN様は、軽井沢で暮らすようになって、山葵のきいた日本蕎麦が大好きになられたとか。

自分たちの暮らしに合わせて、仕事の時間帯をコントロール

創業して10年めを迎えたN様ご夫妻のロボットのソフトウエア開発事業は、現在ではボートやマルチコプターなどに領域を広げて、世界各地の技術者とオンラインで仕事を進めるようになりました。

「仕事をする時間帯は自分たちでコントロールできるので、午前中に買い物に出かけて、夕方から仕事を始めたり、平日に旅行に出かけて、そのかわりに土日に仕事をするなど、従来と量や質は変えずに仕事をしています。とても楽になりました」

野生の生き物たちの姿に学び、自然環境を大切にする暮らし

N様のお住まいを訪ねたのは、秋の深まる11月のことでした。広々とした庭を愛犬ハッチくんが走りまわり、シジュウカラなど里山の野鳥たちがにぎやかにさえずっていました。

軽井沢への移住で、自然や野生生物たちの姿から多くのことを学んだというN様ご夫妻。 庭の中には、バードハウスやバードフィーダー(餌台)、虫たちの越冬用の虫ハウスが点在しています。

「家のなかに迷い込んできたスズメの雛を浴室で育て、飛べるようになってから放鳥した経験があるのですが、雛鳥のかわいい姿を見守るうちに、庭を訪れる野鳥たちにも目を向けるようになりました。雪の季節は野鳥たちも餌さがしに苦労することを知り、バードハウスやバードフィーダーを取り付けるようになりました。今では、ご近所の皆さんもそれぞれ庭に野鳥のためのバードハウスを置いているんですよ」

保護犬ハッチくんを家族として迎える

こうして、生き物たちの暮らしにも、関心を持つようになり、保護犬・保護猫活動をするNGO団体経由で、2年前に広島県から保護犬のハッチくん、東京都から保護猫さんを迎え、15歳になる愛猫さんと一緒に、N様ご夫妻の家族の一員として暮らしています。

ひろびろとしたお庭は、今ではドローンのテスト飛行に加えて、愛犬ハッチくんのドッグランとしても大活躍です。

N様ご夫妻は、軽井沢の生き物たちとの関わりの中から、環境問題やエネルギー問題にも関心を抱くように。ご自宅のエネルギーも、環境負荷軽減のために少しでも役立ちたいと考え、オール電化にして、自然エネルギー利用のLoop電気に切り替えました。

軽井沢の暮らしで大切にしていること

愛犬とともにデッキで楽しむコーヒーブレイクが、ヒュッゲなひとときです。

「ヒュッゲ」とはデンマークの言葉で「ほどよくくつろげる、居心地のいい時間」のこと。Nさまご夫妻にとって、どんな時間がヒュッゲな時間かをお尋ねしたところ「愛犬ハッチと一緒に、庭先でコーヒーを飲んでいる時でしょうか。ハッチも私たちの足もとでストレッチをしたりして、満足そうですよ」

いざという時には助け合える、ご近所づきあいを大切に

Nさまご夫妻が軽井沢で迎えた最初の冬には、記録的な豪雪がありました。

「当時はまだご近所が少なく、心細かったです。停電はしなかったのですが、幹線道路に出ることができず、除雪業者さんが来てくれるまで3日間、孤立した状態でした。近所の公民館に出かけて、何かお手伝いすることはないでしょうかと申し出たら、役場の方から『Nさんは被災者で助けられる側ですよ』と言われてしまいました」

東京生まれ、東京育ちのNさまの奥様にとっては、はじめて経験する軽井沢の自然の厳しい一面でした。

この経験をきっかけに、Nさまはご近所の皆さんに呼びかけて、除雪業者と、居住地域の除雪の年間契約を締結。現在では少量の積雪でもすぐに除雪してもらえるため、四輪駆動の車であれば問題なく走行できるようになりました。

また、ご近所の皆さんとも親しくお付き合いするようになりました。コロナ禍以降、軽井沢に定住する人が増えており、今では、サンクスギビングデーのハーティや、しばらく東京に滞在されたご近所さんが戻って来ると『じゃあ、うちでお茶でも』と、お茶会を楽しまれるとか。

「実は、ご近所コミュニティのメンバーのみなさんのリフォーム工事は、わが家と同じスタイルテックの浅沼さんにお願いしているんです。信頼できる方なので、みなさん次々と工事をお願いして、浅沼さんは大忙し!」

軽井沢への移住を考えている人へのアドバイス

「軽井沢の暮らしに慣れるには、少し時間が必要です。東京ではあたり前だったことができなくなる場合もあります。私たちも、青山にいるころには、あちこちで立ち寄ったスターバックスが、軽井沢では遠くになってしまいました。

けれども1つ1つ問題をクリアしていくと、そこには東京では得られない、軽井沢暮らしの良い点を必ず発見できると思います。急がないでください」

「私たちらしいユニークな住まい」を目指して、これからも、投資的リノベーションを続けます

Nさまご夫妻は、新築のお住まいに入居以来、毎年計画的に住まいのリノベーションを進めて来ました。築9年を迎えたお住まいは、美しく磨きあげられ、洗練されたインテリアの空間が広がっています。

「住まいというのは、年月をかけて少しずつ少しずつ『私たちの家』に育てていくもの。スタイルテックの浅沼さんにお願いして、ウッドデッキを作ったり、オール電化住宅にしたり、照明を変えたり、常に住まいのブラッシュアップを心がけています。壊れたから修理をするのではなく、欧米では一般的な「住宅に対する投資」という考え方です」とお話されるN様ご夫妻。

「私たちらしい『ユニークな住まい』にするため、照明器具などはあえてヴィンテージ感のあるものを選んで取り寄せています。浅沼さんには、これからもわが家の『投資的リノベーション工事』の信頼できる相談相手として、ぜひ、工事をお願いしたいです」
と笑顔で話してくださいました。

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